南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
辻本 裕成
他の科目との関連
履修対象学科
副題 家と日本文学
講義内容  戦後の諸改革や社会の変化によって、おそらく多くの現代の学生には縁遠いものになっているであろう「家」であるが、前近代を通じて、日本人の思考・行動を大きく規制してきた。多くの日本人は自分個人のためにではなく「家」のために生きることを課せられてきたのである。その使命感と、その重圧への反発とがすぐれた文学作品を生んできた。本講義では、「家」への日本人の意識がどのように日本の文学作品の形成に影響してきたかを考える。
講義計画 1 プロローグ 個人的体験から 私と「家」。私の近代文学の読書体験。
2 平安物語と「家」 (内容詳細未定 2003年秋現在の予定では『源氏物語』などを扱う)
3 貴族社会における家業の成立 (内容詳細未定 2003年秋現在の予定では、和歌の家、医者の家などを扱う)
4 中世女流日記と「家」 (内容詳細未定 2003年秋現在の予定では、阿仏尼の文学、『とはずがたり』などを扱う)
評価方法 持ち込み可の筆記試験により、講義期間中の提出物などによる評価を加味する。
テキスト プリントを配布する。
その他