南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
原 不二夫
他の科目との関連
履修対象学科
副題 東南アジアの華人と多数派種族
講義内容  日本はアジアに属しているにもかかわらず、これまでアジアを見過ごしてきた。そのアジアの文化的、経済的重要性が近年ますますクローズアップされてきている。わが国が21世紀における真の国際化に貢献するためには、これまでの欧米偏重主義を改め、アジアの一員としての自覚を再確認し、積極的にアジアに視野を広げなければならない。本講義は、このような問題意識のもとに、広くアジア一般の文化について理解を深める。
講義計画  アジア文化の多様性を理解するため、各国の「少数派」である華人がどのように受け入れられてきたかを、次の枠組みで検討する。
1.東南アジア各国における華人社会の形成
2.華人と多数派先住民──何が違うのか
3.国民概念の形成──インドネシア、マレーシア
4.融合先進国・タイ
5.国籍取得条件の変遷(1)インドネシア、フィリピン
6.    〃    (2)マレーシア
7.教育政策(1)インドネシア・タイ
8.  〃  (2)マレーシア・シンガポール
9.職種規制。華人企業と政界有力者
10.マレーシアの新経済政策
11.華人問題と中国──インドネシア、ベトナム
12.なお残る問題
評価方法 レポート(状況によっては試験)
テキスト 講義中に紹介
その他