南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
h口 吉隆
他の科目との関連
履修対象学科
副題
講義内容  人間の生命と死をめぐる種々の問題が問われている。それらは、従来「医の倫理」として主に専門職としての医師の問題であった。しかし、生命科学や生命工学などの研究成果を踏まえて、人間の生命、健康と病気については、患者の主権の問題であるとして「生命倫理」という考え方が提唱されている。本講義では、生命倫理とは何か、人間生命の意味は何かという基本的な問いかけをしながら、生命と死の倫理の解明を試みる。
講義計画 次の順序で講義を展開する。
 1.生命倫理の成立とその背景8.病人の看護と癒しとホスピス
 2.医療と倫理と宗教9.医療行為と人体実験
 3.キリスト教の人間観10.患者の自己決定権と同意原則
 4.人格と良心と責任の倫理11.臓器移植とその倫理性
 5.生命をめぐる倫理原則12.人間の死とその判定
 6.健康と病気と生きる意味13.延命医療と尊厳死と安楽死
 7.患者と医療との関係
評価方法 レポート提出または筆記試験による。講義への出席状況も参考にする。
テキスト 浜口吉隆著『キリスト教からみた生命と死の医療倫理』(東信堂)。
その他