南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
奥田 太郎
他の科目との関連
履修対象学科
副題 人間と環境の間に生じる倫理問題について
講義内容  本講義では、人間の発達過程を社会環境の観点から考察していく。われわれは、多くの人間に囲まれて生活しており、また、そのような環境があってはじめて健常な発達を遂げることができる。このような環境要因としての「ひと」に着目し、それが人間にどのような影響を及ぼすのかについて理論的な概説を行う。また、受講生各自が分析することを通じて、「ひと」の役割について理解を深める。
講義計画  「人間」を取り巻く様々な「環境」の変化は、しばしば、われわれの「倫理」の再検討を要求してくる。たとえば、近年の情報技術の爆発的な発展によってわれわれの生活「環境」も大きく影響を受け、プライバシーや知的所有権などをめぐる「倫理」が再考を余儀なくされている。また、組織の内部で内部関係者以外に知られることなく不正が行なわれるような状況に対して、われわれは、組織の中でどのような「環境」を築くべきかという「倫理」問題にさらされている。こうした現代社会における問題について、「人間」「環境」「倫理」というキーワードのもとに倫理学的に考察してゆく。
 毎回ひとつのテーマを取り扱い、講義時間の最初と最後に参加者各自に問題を考察してもらい意見を聴取する。取り扱うテーマは以下のようなものを予定している。
・プライバシー
・知的所有権
・コンピュータとネットワーク
・守秘義務と内部告発
・医療情報
・廃棄物
・タバコ、薬物
評価方法 期間中に行なう2回のレポート課題と、期間後の自由課題レポートによって成績評価する。
テキスト 特に使用しない。

【そ の 他】出席を重視する。
その他