06544 人間と機械4
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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1〜4 |
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長滝 祥司 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 心と身体と世界について考える |
講義内容 | 「人間とは何か」とは代表的な哲学の問いかけのひとつです。この問題に答えようとして、哲学史上でさまざまな議論が繰り広げられてきましたが、古来、人間を機械の一種として理解しようとする立場もあります。今日では、こうした理解を具体化しようとして、現代科学のなかで多くの研究が展開されています。たとえば、人間の心や思考をコンピュータで実現しようとする試み、人間のような機械を作り出そうとする試み、脳の研究を通じて人間の心を解明しようとする試み、人間の心や道徳までも進化論的な枠組みで説明しようとする試みなどがあります。これらの試みが成功したあかつきには、「人間は機械である」と言い切ることができるようになるかもしれません。この講義では、人間を機械と見なそうとするさまざまな試みの基礎にある哲学的な問題について理解を深め、それを通じて「人間とは何か」という問題に迫ってみたいと思います。 |
講義計画 | 1.心身問題とは何か──ギリシア哲学より 2.デカルトの心身二元論 3.コンピュータは心をもつのか──チューリングテストと中国語の部屋 4.世界の構造──コンピュータにできないことを理解するための基礎学 5.コンピュータには何ができないか──フレーム問題 6.世界は数学の言葉で書かれているのか──二元論と自然科学的世界観 7.心と脳の同一性をめぐって 8.人間認知の文化的な起源──進化の産物としての心 9.他者の心──ロボットが心をもつための条件 |
評価方法 | 平常点と論述形式の学年末テストによって評価します。 |
テキスト | 講義中に参考文献を適宜紹介します。 【そ の 他】 講義内容の理解度をはかるために、講義の終わりにときどき用紙を配布しそれに質問を記入してもらいます。次回の講義の際に、その質問にたいする回答をおこないます。また、それらの質問内容を評価し、平常点とします。 |
その他 |