07151 西洋史A
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選 |
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春学期 |
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2 |
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1〜4 |
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岡地 稔 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 古代から中世へ |
講義内容 | 民族の枠組みをこえて理念上すべての世界を包摂したローマ帝国は、ゲルマン部族の諸王国よりなる個別的世界へダイナミックに変化する。それは古代世界から中世世界への転機を画するプロセスであり、西洋史研究の大きなテーマの一つである。本講ではこの転換期について、古代諸要素の継承と断絶の諸側面、諸民族の社会と文化が融合して創出された個性的な文明としての中世世界、などの観点から概説する。 |
講義計画 | 西ローマ帝国が476年に滅んだことはよく知られていても、それがローマではなく北イタリアの都市ラヴェンナを舞台にしていたことは、おそらくあまり知られてはいまい。ラヴェンナはローマ末期に帝都となった都市であり、この時期および初期中世における様々な出来事がここで繰り広げられ、初期キリスト教美術の宝庫でもある。この講義では、この都市ゆかりの人々であるガラ=プラキディア・オドアケル・ユスティニアヌス等の事蹟や、彼らの残した文化遺産等を軸にして、古代末期から中世への移行期の歴史と文化を見ていきたい。 q初期キリスト教美術(1) ガラ=プラキディア廟 wローマ末期の政治と社会・文化 e初期キリスト教美術(2) サン=アポリナーレ=ヌオーヴォ聖堂 r西ローマ帝国の滅亡と東ゴート王国の成立 t初期キリスト教美術(3) サン=ヴィターレ聖堂 yユスティニアヌスの再征服 uランゴバルトの征服からピピンの寄進へ |
評価方法 | 試験 |
テキスト | 使用せず |
その他 |