南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
山本 正康
他の科目との関連
履修対象学科
副題 我々の健康に密接に関連する化学および化学薬品
講義内容  本講義では、我々の生活に関係する化学物質についての理解を深める。現代の我々の身のまわりには、いろいろな化学物質であふれている。地球上のすべての物質は化学物質として表現できるが、人工的な化学合成品だけで考えてみても、我々の衣食住のすべてにわたってかなり人工的物質が入っている。本講義では、とくに身近な元素や化学物質のほかに医薬品、ビタミン、ホルモンおよび食品添加物について講義する。
講義計画  現代の我々の生活は化学的な現象および化学物質との関連が非常に大きい。この講義ではこの膨大な化学物質の中で、特に我々の健康に密接に関連するものを取り上げて講義する。
 まず、自然界および生体を構成する元素を概観し、生命現象と関連する酸素等の役割と害について述べる。次いで、医薬品の発展と問題点について概説し、細部についてはなじみの深い鎮痛剤や催眠薬、消化薬などを解説する。さらに、健康に密接に関連するビタミンについて種類や役割を述べる。
 ビタミンと対照的で生体の機能と維持に重要なホルモンの種類や作用について講義をする。さらにこれに関連して内分泌作用を撹乱する環境ホルモンにも触れる。
 次に、最近犯罪とも絡んで問題になっている依存性薬物を取り上げる。麻薬、覚せい剤、LSDさらにはシンナー、アルコールなど社会問題とも絡む有害性を考えてみる。
 なお、これらの内容についてそれぞれテーマを与え、希望する学生が調査発表する機会を与える。
評価方法  ある程度先に問題を提示し、それについて主として筆記試験により評価する。但し、発表者は除く。
テキスト  特に使用しない。必要に応じてプリントを配布する。
その他