南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2・3
担当者
飯田 実
他の科目との関連
履修対象学科 2000生以降
副題 BI“かな書道” (毛筆)・BII“ペン習字”
講義内容 書道BI
 「かな書道」かなの種類、かな誕生の起因と時代背景の説明。かなの字源理解を通してかなの正しく美しい書き方の習得。変体仮名の読解の徹底をはかる。毛筆かな書道を中心にひらがなの字源の理解、ひらがなの美しい書き方を学ぶ。

書道BII
 「ペン習字」字形の整え方、かな、漢字(楷・行・草書)の特徴と基本点画などの理解を基礎に、現代の実用書の書式を学び、美しく整ったペン字が書けるようにする。
講義計画 BIかな(毛筆)
 (1)かなの種類。(イ)カタカナ・(ロ)ひらがな・(ハ)万葉仮名・(ニ)変体仮名
 (2)わが国独自の“かな文字” 誕生の起因とその時代背景。(特に平安初期から中期にかけての時代
  背景)
 (3)ひらがなの字源の理解を通して、ひらがなの正しく美しい書き方の説明
 (4)変体仮名の読解の徹底をはかる
BIIペン習字
 (1)字形の整え方
 (2)かな、漢字(楷・行・草書)の特徴と基本点画
 (1)(2)の理解を基礎に、現代の実用書の書式を学び、美しく、整ったペン字が書けるようにする。

 上述の目標に向けて、書論の講義を通しての知的理解をはかると共に、並行して ”かな文字” ”ペン習字” の実技指導を行う。
BIかな
 (1)かなの発生、展開とその種類
 (2)いろは48文字の字源の把握と効用
 (3)代表的変体仮名の読解と実技練習
 (4)連綿の基礎十二法について
 (5)執筆法について
 (6)かな単体および連綿体の基礎的履修
以上のようなかなに関する知識を伝えると共に、小筆によるかなの美しい書き方を指導する。
BIIペン習字
 (1)はがき・便箋・封筒・年賀状・その他実用文の書法
 (2)上記のそれぞれの書式について
 (3)自分の住所氏名を楷・行・草体で正しく美しく書けるように指導
以上等ペンによる実用書の指導を行う。
評価方法  原則として数回提出の実技作品の平均点と、平常点(出席日数など)の総合評価とし、ペーパーテストを行う場合は、これを含めた総合評価とする。「欠席過多」を適用する。
テキスト 『梅雪かな帖』上巻(松林堂〔株〕)、『ペン習字』(中日文化センター)
その他