南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
1〜3
担当者
早川 正一
他の科目との関連 博物館学III、博物館実習、教育原論A、視聴覚メディア論、生涯学習論
履修対象学科
副題
講義内容  大学において学芸員の資格の取得を目指す者は、文部科学省令で定められた「博物館に関する科目」を修得し、卒業を条件とする(博物館法第5条)。そのうち、博物館学は基幹となる必修科目の一つであり(施行規則第1条)、履修計画の初期に受講する事がのぞましい。
 この講義は、博物館に類する諸施設の現代的概念を根本から把握し、理解させるために先進的な欧米の博物館事業に関する実態を検討する事からはじめ、それらの影響下に独自の発展をしてきた日本の博物館と、昨今の我国における多様な博物館活動や博覧会の開催にも言及して、博物館の機能の基礎概要を培いたい。
講義計画  博物館は現代の生涯学習や社会教育に関連して、まさに日進月歩の状況にあり、講義の焦点も年ごとに異なるが、主な計画事項は下記の通りである。新設された「博物館学III」の講義が各論の内容となるので、「博物館学I・II」は次の5項目を総論として幅広く講述する。
 (I) 博物館学を受講するためのイントロダクション
 (II) 博物館の出現と発達の足跡、そしてその世界史的意義
 (III) 博物館と博覧会や世界遺産との関係および現代的課題
 (IV) 博物館の役割と運営、研究と普及への活動の問題
 (V) 博物館資料に関する展示、保存、収集の基本と文化財保護の側面
評価方法  資格にかかわる講義であるから、試験を厳格に実施する。早朝からの講義であるが、担当者にとって遅刻は実に迷惑する。出欠席の状況とともに成績に反映させるので注意されたい。履修規程第16条を厳守し、毎回、出欠席を点検する。欠席過多者は期末試験を受けさせない。
テキスト 未定
その他