南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
大森 正樹
他の科目との関連
他学科履修
副題 イコン−神秘の美
講義内容  まずキリスト教芸術とは何であるかを概観し、その後、キリスト教芸術の一つの分野である宗教画を問題とする。そして特に「東方キリスト教」に固有な宗教画である「イコン」を取り上げ、イコン容認の基礎となる神学、哲学および西方キリスト教の宗教画との相違を考察する。加えて、イコンの樣々な種類、例えば、キリスト、マリア、諸聖人、典礼暦のイコンの各々について概説し、イコンを鑑賞する。最終的には、人間にとってのイコンの意味と、イコンが現代人に与える精神的意味を探る。
講義計画 1.キリスト教芸術とは?
2.東方キリスト教概説
3.イコンとは
4.イコンの神学・哲学
5.西方キリスト教の宗教画
6.イコン各論(キリスト、マリア、諸聖人、典礼暦にみるイコン、等)
7.イコンの意味と現代人にとっての価値
評価方法 授業の出席とレポートによる。

【そ の 他】参考書:M・ジョヴァンナ・ムジ著、大森正樹訳『美の信仰−イコンによる観想−』新世社、1994年、2900円。
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