南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1
担当者
早川 正一
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題
講義内容 人文学の諸領域を学ぶための基礎となる知識、技法を習得することを目的とする。そのために、文献探索の方法、レポートの書き方について学ぶとともに、人文学各領域の基礎的な文献を取り上げて講読・討議することによって、さまざまな問題について批判的に検討する態度を養う。
講義計画  自己の研究に必要な文献探索の手順とかレポートや論文を仕上げる方法を基礎演習から学ぶことは、もちろん大切である。その一方で、研究の基本となる文献を丁寧に熟読し、多角的に検討を加えることも基礎演習での重要な手続きである。
 文献といっても、ぎっしり文字と文章で埋めつくされたものとは限らない。研究の分野によっては、写真・図形・グラフなどを多数、掲載し、むしろ、文章を補足的に扱っている文献さえある。例えば、考古学とか文化史などの分野のものには、研究のための実物資料に代えて、図版の類を大きく掲載したものが少くない。
 そうした視覚から導入される訓練も基礎演習として意義があり、その延長上には、博物館・美術館・資料館などが収蔵・展示している実物資料の研究につながるわけである。
 上記の内容にしたがって、「考古学」とか「文化史」にかかわる文献を選定し、教材として毎時間、使うことにする。ただし、授業日数の都合上、1冊の文献のすべてを使うことは不可能なので、重要部分を抜粋し、プリントして配布する。
 その教材を、受講者の全員に読ませるので、事前に予習し、問題点を調べてくることが基礎演習として肝要である。教材の中の問題点について授業担当者から質問するし、同席者へ質問や意見を積極的にしてもらう。
評価方法 出欠状況、授業態度、課題発表・討論、レポート、試験等を総合的に判断して評価する。
テキスト 授業の開始時に、プリントにして全員に配布する。順次、授業時に必ず受けとること。
その他