22501 古代哲学史I
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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坂下 浩司 |
他の科目との関連 | 「古代哲学史II」をあわせて受講するのが望ましい。 |
他学科履修 | 可 |
副題 | 古代ギリシアの哲学者はどんな問題に取り組んだか、どのように考えたか。「ソクラテス以前の哲学者たち」を中心に。 |
講義内容 | みなさんは、ソクラテス、プラトン、アリストテレスといった哲学者の名を耳にしたことがあるでしょう。ここで「古代哲学」と言うのは、今から二千数百年以上も前に、そういった人たちによって繰り広げられた思考の営みを指します。「いまさらなぜそんな古くさいものを?」と思うかもしれません。しかし、古代ギリシアの哲学は、最新の思想が取り組んでいる問題や思索を、原理的な形で単純に力強く提示しています。それは、わたしたちの思考を刺激し、「驚嘆」(タウマゼイン)させるでしょう。哲学を始めさせるというこの「驚嘆」が、みなさんを哲学することへと誘えばと思います。この「古代哲学史」の講義では、そのような古代ギリシアの哲学にひととおり触れることができます。「I」では、「ソクラテス以前の哲学者」までを論じます。 |
講義計画 | (序)「哲学(ピロソピア)」とは何か——プラトンとアリストテレスの「驚嘆」論と「原因」論 (1)タレス——世界の原理としての「水」、生命の原理としての「魂」 (2)アナクシマンドロス——世界全体の正義、「ト・アペイロン」、世界理解のモデルとしての生命 (3)アナクシメネス——世界の原理としての「空気」、タレスとアナクシマンドロスの総合 (4)クセノパネス——神に関するロゴス、哲学的神学のはじまり、批判的精神 (5)ヘラクレイトス——流転する世界と同一性、アフォリズムの文体 (6)ピュタゴラス——「数的調和」と「魂の不滅」、数学的世界観と宗教的世界観 (7)パルメニデス——「ある」と「あらぬ」、ものの考え方の「根本前提」を問い始める (8)エンペドクレス——四元説、世界における「愛」と「争い」 (9)アナクサゴラス——世界と「理性」、ソクラテス・プラトン・アリストテレスへの影響 (10)デモクリトス——原子論、パルメニデスの存在論への一つの答え |
評価方法 | 毎回短い感想を書いてもらいます。出席が前提となります。学期末に筆記試験があります。 |
テキスト | プリントを配布します。 |
その他 |