南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
青山 幹哉
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 『吾妻鏡』から見る中世武士社会
講義内容  歴史事実を認識するためには、必ずその拠り所となる資料が必要である。この授業では、鎌倉幕府の編纂史料である『吾妻鏡』を輪読することによって、日本中世文献史料に関する基本的知識を修得し、併せて史料批判の方法を学習する。
講義計画  受講生がテキストである『吾妻鏡』を音読し、その意味を説明する。その後、教員が必要ならば修正を加え、史的背景を説明する。
 なお、受講生の第一の課題は、日本中世文語の修得にある。受講生は外国語を学習するつもりで、予習を欠かさず出席するように。また、好機があれば、博物館等において学外授業をおこなうこともある。
評価方法  テキストの読み方・質疑応答の内容・学期末試験により評価。
テキスト  テキストは『新訂増訂国史大系 吾妻鏡』<普及版>第一巻。最初の授業時に必要箇所のコピーを配布する。
 参考文献は以下の通り。
龍粛『吾妻鏡』1〜5、岩波文庫、1939〜44年(1982年復刊)
貴志正造訳注『全譯吾妻鏡』全6巻、新人物往来社、1976〜79年
小山田和夫『入門 史料を読む—古代・中世—』吉川弘文館、1997年
五味文彦『吾妻鏡の方法』吉川弘文館、1990年(増補版2000年)
その他