南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
3
担当者
青山 幹哉
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 日本中世社会の特質
講義内容  数百万年におよぶ進化の歴史をとおして、人類は他の地球生命には見られない独特の生活形態を形成し、発展させてきた。それが今日われわれを生かしている文化である。人類文化学演習Iは、そのような人類の生き方としての文化を、歴史、生活技術、思想、社会、宗教など様々な切り口から研究し、人類の自己理解を深めることを目的とする。また、人類の文化はたんに過去の産物ではなく、歴史的な形成物としてわれわれ自身が次の世代に受け継がせていくべきものである。したがって人類文化の今日的課題と次世代の子どもたちに継承させる将来像を考えさせ、討論させることもこの演習の課題のひとつとなる。
講義計画  本演習では、日本中世社会における多様な歴史的事象の意味とその変化の動因を探ることを通して、日本文献史学の理論を方法を学習する。
 春学期は、網野善彦氏の著作『日本中世に何が起きたか』等、数種の論考を輪読するとともに、日本中世史研究の現状について学ぶ。秋学期は、日本中世史に関する基本的な学術論文を読み、それらについて批判的検証をおこなう。両学期とも、受講生が報告者となって口頭発表をおこない、それを全員で検討する形式で演習を進める。
評価方法 口頭発表・他者の発表に対する発言・レポートにより評価。
テキスト 授業時に配布する。
その他