南山大学

 
指定
その他
を参照
期間
春学期
単位
年次
1・2
担当者
中村 和彦
他の科目との関連
他学科履修
副題 人間関係を自らの体験から学ぶ(ラボラトリー方式による人間関係の体験学習入門)
講義内容  この授業では、人間関係を巡る諸問題を取り上げ、心理学的な理解と体験を通しての主体的な理解に取り組む。
講義計画  人間関係を学ぶ際には、先人が見出した理論から学ぶ方法(心理学や社会学などの学問から学ぶ)と、自らの体験から自分自身の人間関係を学ぶ方法(体験学習)があります。前者は、普遍的な人間関係の原理を整理するために役立ち、後者は自分自身の人間関係の持ち方について、直接的にふりかえり、気づき、自己の成長につなげることが可能となります。この授業では、後者の体験学習の方法を用いながら、体験から学ぶエッセンスを考えていくとともに、自らの人間関係の持ち方についていくつかの側面から光を当てながら自分自身を知っていくことを目的とします。
  各授業は、(1)いくつかの簡単な[実習の体験]、(2)その実習での自分や他者の言動・影響関係についての[ふりかえり]、(3)実習における学生の皆さんの学びを促進するための[小講義]、から構成されます。実習形式を中心にして進めていきます。
 実習としては、a)自分自身の特徴について、b)自分自身のコミュニケーションについて、c)グループでの人間関係について、体験できるものを提供します。また、小講義では、a)体験からいかに学ぶかというモデルの提示、b)人間関係を考える際にポイントとなる原理(例えば、効果的なコミュニケーションのためにはどんなことが必要なのか、異なった価値観を持つ人同士がわかりあっていくためには何が必要か、などのテーマ)、について扱っていきます。
評価方法  出席及びレポートの提出によって評価します。評価はPF方式によって行います。なお、体験学習で進めるため、実習への体験を重要視します。そのため、欠席が全授業数の1/6を超えた場合は、体験の不足を補うための追加課題の提出を求めます。
テキスト 人間関係トレーニング──私を育てる教育への人間学的アプローチ──
               津村俊充・山口真人(編) ナカニシヤ出版

【そ の 他】 体験学習方式は、学生の皆さんが主体的に参加し、自ら学ぶ教育方法です。ふりかえりの際には、他の学生からあなた自身の特徴についてフィードバックを受ける機会もあります。講義を受動的に聞きたいだけの方には不向きです。他者との関わりの中での自分を見つめたい方には最適です。
 また、授業後半には、学生自らが授業の内容を計画し実施する「学生スタッフ制度」を採用しています。    旧科目名「人文学基礎論(人間関係入門)」。
2000〜2003年生は学部共通・選択必修科目、2004生は学科・必修科目。
その他