南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
3
担当者
松田 京子
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 「文化」領域からみた日本近現代史
講義内容 広い意味での「文化」に関わる領域の問題から、日本近代・現代の歴史を考察していく。その際、「文化」の交流、接触、葛藤といった観点から、特に東アジア諸地域との関係にも視野を広げることで、「日本」、「日本史」、「日本文化」という枠組み自体の歴史性や政治性も、考察の対象としていきたい。
講義計画 春学期は、主に『近代日本の文化史』全10巻(岩波書店)などのなかから論文を選び、分担して発表し、討論を行っていく。またそれと並行して、今から150年前〜50年前の間に表された様々なテクストに触れ、そこから何が読みとれるのかを、分担して発表し、討論することによって、歴史学的な史料読解・史料分析の力を養いたい。
秋学期は、「文化」の観点からみた日本近現代の歴史に関して、春学期に得た知識を基礎に、それぞれ自分の関心のあるテーマを見つけ、教員と相談の上で、各自の関心にそくした論文を講読し、発表してもらう。発表に対する参加者全員による討論や、教員からのアドバイスによって、それぞれの関心が研究プロジェクトにつながるよう、各自で史料収集や分析も含めた更なるテーマの掘り下げを行い、その成果をレポートにまとめてもらう。
評価方法 ゼミでの発表、出席状況、レポートによる総合評価
テキスト その都度、適宜指示する。
その他