南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
3
担当者
西岡  淳
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 漢文学・中国文学をめぐる諸問題
講義内容  日本文化、日本文学、日本語学、日本語教育の分野において、テーマを絞った上で、主要文献を読みすすみながら、討論を行う。日本という共通の軸を中心に、人間とは何かという根元的課題にせまるべく、人類に共通の課題として、それぞれのテーマを掘り下げていく。同時に、選択したテーマをいかに享受していくかという問題にも触れていく。資料を収集することや、分析を行うことを訓練しつつ、レポートにまとめあげることを学習する。
講義計画  漢文学(内容は中国古典文学にほぼ等しいが、日本人の手に成るものなども含む)及び中国文学の作品読解・研究を行う。日本語・日本文学の基礎形成に関わった言語を扱うという意味で、読解方法は主として訓読によるが、「外国文学の古典」として作品をみる視点をも養いたい。故にできるだけ利用可能な中国語資料の紹介につとめたい。授業では現代中国語を補助的に用いることがあるが、受講者には中国語の履修経験の有無は問わない。
春学期は、唐宋の律詩ないしは古詩を中心に読み進める。資料は担当者が二、三の候補を例示し、受講者の要望を聞いて適宜選択する。秋学期もこれに準ずるが、4回生以降の研究テーマを考慮したかたちをとる。以下のような段階を踏む。
1.研究課題及び読解資料の選定
2.漢文学読解・研究に必要な知識及び資料の説明
3.資料の整理状況及びその時代背景の説明
4.発表資料の作成方法の説明
5.発表と質疑応答
6.レポート提出
評価方法 発表資料・質疑内容・レポートなどから総合的に判断する。
テキスト 和刻本のコピーを用いる(学生諸君の要望に応ずる)。
その他