40156 第三世界論
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選必 |
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夏期前半 |
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2 |
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3・4 |
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遅野井 茂雄 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
講義内容 | 第三世界の開発をめぐる諸問題を、国際システム、開発と政治体制を中心に概説する。近代化論、低開発論、新古典派など開発論の系譜を、非同盟運動や南北問題の登場といった戦後の国際政治の流れの中で把握し、第三世界の多様化、ポスト冷戦期における第三世界の変容を検討する。併せて「開発独裁」など開発と政治体制のあり方や民主化との関係を、ラテンアメリカとアジアの比較から考える。ラテンアメリカが中心となる。 |
講義計画 | 1.途上国の国民国家形成、ポスト国民国家における多民族国民国家のゆくえ 2.開発の意味するところ、開発の三次元(経済、社会、政治)と相関関係 3.低開発の原因は何か、近代化論から低開発論、新古典派の台頭へ 4.ラテンアメリカの開発パラダイム(1):寡頭支配体制と一次産品輸出経済体制 5.ラテンアメリカの開発パラダイム(2):ポピュリズムと輸入代替工業化 6.南北問題におけるラテンアメリカの貢献と問題点、「第三世界外交」の矛盾 7.ラテンアメリカとアジアの「開発主義」体制の比較、債務危機と『東アジアの奇跡』 8.ラテンアメリカの開発パラダイム(3):ネオリベラル(新自由主義)体制 9.「民主化の第三の波」、途上国における民主主義発展の課題 10.グローバリゼーションと途上国(ラテンアメリカ)のガバナンス |
評価方法 | 試験と授業参加度による。 【参考書】加茂雄三・遅野井 他 『ラテンアメリカ』(訂正版2004近刊、自由国民社)を読んでおくと、理解が容易となる。 |
テキスト | |
その他 |