41611 アメリカ外交特殊研究A
|
選 |
|
秋学期 |
|
2 |
|
3・4 |
|
藤本 博 |
他の科目との関連 | 「アメリカ外交」も履修することが望ましい |
他学科履修 | 可 |
副題 | アメリカ合衆国とヴェトナム戦争 |
講義内容 | ヴェトナム戦争は、アメリカ合衆国側から見れば、米軍戦闘部隊派遣に限っても8年間(1965〜73年)に及ぶ軍事介入を行った戦争であり、「アメリカの最も長い戦争」であった。ヴェトナムにおける軍事介入はアメリカの冷戦外交の帰結であったがゆえに、その軍事介入の挫折は、アメリカの冷戦外交の再検討を迫ると同時に、アメリカ的価値観への疑念を国内に広めることにもなった。また、「ヴェトナム戦争後」においても、アメリカの対外介入のあり方に大きな影をおとしている。 本講義では、アメリカ合衆国にとってこのような歴史的意味をもつヴェトナム戦争をとりあげ、アメリカ外交の展開を中心に据えながら、「ヴェトナム戦争の時代」を考察し、アメリカ理解への一助としたい。講義においては、ヴェトナム戦争がアメリカ社会に及ぼした影響、アメリカ(人)の戦争観、アメリカにおけるヴェトナム戦争の遺産などの諸問題についても考えてみる予定である。 |
講義計画 | 以下の内容に即して講義を進める 1. アメリカ合衆国にとってのヴェトナム戦争 2. 「冷戦」体制の形成・確立とアメリカの直接介入、1945-1960年 3. ケネディ政権とヴェトナム、1961-63年 4. 「アメリカへの戦争」への道と戦争の実態、1963-1967年 5. アメリカの戦争政策の挫折、1967-1968年 6. 「冷戦」体制の再編とヴェトナム戦争終結への道、1969-75年 7. 「ヴェトナム症候群」と「ヴェトナム戦後」のアメリカ外交 8. ヴェトナム戦争の遺産と今日のアメリカ合衆国 |
評価方法 | 随時課す予定の小レポートならびに学期末試験の結果を中心に評価する。 |
テキスト | 未定 |
その他 |