南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
3・4
担当者
生野 芳徳
他の科目との関連 文学研究の基礎(小説)
他学科履修 不可
副題 物語散文の分析の解釈
講義内容 この演習は、基本的に小説を楽しんで読むことを中心に据えます。邦訳も参考にしながら、主にドイツ語で書かれた小説を対象とします。
今年度は、3年生だけになる予定なので、4年目の卒業論文作成を目指して、小説のテクストを正確に理解することができるように、ドイツ語の読解力を高めること、またテクストに即して考える能力を獲得してもらうことも目的のひとつにします。
講義計画  参加希望者の中に児童・青少年文学に興味をもっている人が複数いるので、ドイツの児童・青少年文学 の歴史にも目をむけながら、E. K郭tner, M. Ende などの作家の作品も扱います。
 A. Stifter: Granit (その他 作品集 Butne Steine に収められている作品)を中心的に扱いますが、できるだけさまざまな作品を見るために、A. Schnitzler, A. D喘lin, H. B嗟l, M. L. Kaschnitz などの短い作品も読む予定です。
 また、物語理論の最も重要な諸観点を学ぶことによって、作品解釈のための理論的な基礎知識と方法論を身につけてもらうように努めます。(理論的な観点については、主として M. マルティネス / M. シェッフェル『物語理論入門』を参考書として使います。)
評価方法 討論への参加度、口頭発表、学期中および学期末のレポートに基づいて評価する。
テキスト 参考書: M. Martinez / M. Scheffel: Einf殄rung in die Erz撹ltheorie. (C.H. Beck)
その他