南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
3・4
担当者
鈴木 宗徳
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 社会学研究
講義内容 【演習I】それぞれの専門分野への具体的な導入の役割を果たし、その専門分野の扱う対象の特殊性を認識させ、それを扱う複数の研究方法を紹介し、研究の方法論と手法を具体的な対象に即して身につけさせることを主眼とする。
       【演習II】それぞれの分野で、学生が自立的な研究能力を養う機会として位置づける。個々の学生が、独自の具体的な問題に即して研究発表を行い、各自の論述における研究の手続きと思考の過程を、討論を通じて、再検討し、思慮を深め、論文を仕上げる。
講義計画  社会学がどのように現代社会を把握してきたかを学び、社会学理論はどうあるべきかについて考える。春学期は、ドイツ語圏を中心とする社会学理論史上の最重要文献を、日本語訳を用いて講読する。課題図書についてはリストを配布するが、ヴェーバー、マンハイム、エリアス、ホルクハイマー、ハーバーマス、バーガー、ルーマン、ベックなどの著作のうちから選ぶ予定で、今年度はとくにエーリッヒ・フロム『自由からの逃走』を考えている。秋学期は、参加者各自の自由研究報告を中心におこない、時間があれば、ドイツ語文献の原文での講読をおこなう。講読用のテキストは、受講者と相談の上で決める。自由研究報告のテーマは、社会学にかかわることであればまったく自由であるが、各自が春学期のうちから計画的に研究をすすめ、定期的に教師と面談をおこない、研究経過を報告することが、義務づけられる。
評価方法 討論への参加姿勢、口頭発表の内容、学期末のレポートを総合的に評価する。
テキスト
その他