南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
3・4
担当者
林田 雄二
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 18世紀のドイツ演劇
講義内容 演劇作品は、それが書かれた時代に生きた人々の様々の問題を直説法で表現する手段である。作品解釈に当たっては、作品を分析するばかりでなく、作品と社会の関係も常に考えなければならない。
Heinrich von Kleist(1777-1811)とその時代
—Kleistの初期の演劇作品—
Heinrich von Kleistは、1811年ベルリン郊外ヴァンゼー湖畔で人妻とピストル自殺を図るまでの34年の生涯の中で8つの演劇作品と幾つかの珠玉の短編小説を残している。講義では、初期の演劇作品に対象を絞って、作品が書かれた時代的な背景にも目をやりながら、作品の意味を解き明かしていきたい。
講義計画 1.19世紀初頭までのドイツ演劇史概観
2.18世紀終わりから19世紀初めのドイツの演劇状況
3.18世紀終わりから19世紀初めの社会状況
4.H. von Kliestの生涯
5.悲劇”Die Familie Schroffenstein”
6.喜劇”Der zerbrochene Krug”

ドイツ演劇の概観を得るために、翻訳で18世紀から現代までの23演劇作品を読んでもらう。
評価方法 1.研究発表
2.レポート
テキスト 講義で指示する
その他