45691 中国経済研究
|
選 |
|
秋学期 |
|
2 |
|
3・4 |
|
塚本 隆敏 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 国有企業改革に伴う諸問題が主となる。国有企業改革が何故実施され、どんな諸問題を発生させているかなど、ヒト・モノ・カネに対する市場経済の管理システムを対象とする。 |
講義内容 | 新中国誕生後、中国の経済システムは前半30年間計画経済管理システムであったが、後半20余年は改革開放政策導入で、市場経済管理システムに転換した。特に、農村での生産請負制、また郷鎮企業などの実態分析を対象にする。そして、工業部門での国有企業改革、とりわけリストラ問題など、さらに都市市民の生活実態を紹介し、そして市場経済への転換にとって、金融改革は焦眉の問題でもあり、それらの諸問題を講義する予定である。特に、中小企業の諸問題を論ずる。 |
講義計画 | 全体の流れは毛沢東時代の30年間と鄧小平時代の20年間を分けて論ずる。ただ、毛時代はその特徴を若干論ずるが、主として鄧時代のここ20年余の経済政策、つまり改革開放時代を中心に論ずる。この20年余は日中経済関係でいえば、基本的に貿易額は順調に推移しており、その結果、今や中国は「世界の生産基地」ともいわれるまでになっている。そして、農産物とはいえ、セーフガードが中国に対して発動された。 こうした中国経済の躍進が、何故可能になったかを、ここ20年余の改革開放政策から論ずる。 |
評価方法 | 月1回、新聞の記事に関する感想文を提出する。そして定期テストで評価する(ただ、出席は重視する)。 |
テキスト | 塚本隆敏著『現代中国の中小企業』(ミネルヴァ書房) |
その他 |