45901 演習I
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必 |
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通年 |
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4 |
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3 |
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原 不二夫 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | マレーシア現代史──「複合民族社会」の諸相 |
講義内容 | 3年次の学生にたいして、少人数のゼミ形式により、各人の選択した専門領域について相応の知識や参考文献の扱い方などを修得させる。そうした過程で、自ら課題を見いだし、探究していく姿勢を養成する。 |
講義計画 | 20世紀前半のマレー民族主義運動、華僑の「愛国」運動を概観した後、戦後どのようにして現在の「マレーシア」(1963年結成)の原型が形成されたか、先住民でありかつ多数派であるマレー人の優先的な地位はどのようにして確保されたか、少数派でありかつ「渡来者」である華人、インド人はどのように対応したか、両者はどのように話し合いをしたか、などについて見る。種族間の対立が頂点に達した1969年の「5・13事件」の背景を探るとともに、その後打ち出された「新経済政策」(1970〜90年。日本では「ブミプトラ政策」とも呼ばれる)の目的、実施状況、結果を分析し、マレー人の地位向上と自らの力量への自信がもたらしたその後の種族間融和政策を検討する。最後に、20年以上に亘って権力の座にあり2003年10月末を以って引退したマハティール首相とその政策について、称賛、批判の双方を紹介しながら考える。 |
評価方法 | 期末レポート |
テキスト | 随時紹介 |
その他 |