51743 労働経済学I・II
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選 |
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春学期 夏期前半 |
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2 |
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2〜4 |
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岸 智子 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
講義内容 | 本講義の目的は、日本の労働市場における雇用の現状を明らかにし、その中で個々人が充実した職業生活を送るためには、どのように考え、行動したらよいかを考察することにあります。 労働経済学Iでは労働市場の動きに関する基本的な理論を学び、また統計資料を用いて雇用問題や失業問題の本質を解明していきます。 労働経済学IIでは若年失業率の上昇や雇用の流動化、非正規労働の拡大などの問題を取り上げ、それらの要因を明らかにし、今後の雇用対策について考えます。さらに、労働市場に関する法律や制度の現実的な知識を学びます。 |
講義計画 | 労働経済学I 労働経済学Iでは、労働市場の基本的な動きやしくみについて解説します。 1.労働統計の見方 2.労働供給 2−1.マクロの労働供給 2−2.ミクロの労働供給 3.労働需要 3−1.労働需要の理論 3−2.技術変化と労働需要 4.失業 4−1.失業の理論 4−2.失業対策 5.雇用調整 6.労働市場における情報の役割 6−1.情報の不完全生 6−2.内部労働市場 7.労働力のフロー 労働経済学II 労働経済学IIでは、経済の構造変化の中で、労働市場に生じた新たな動きについて分析し、今後、人々の働き方がどのように変化していくかを考えます。 8.経済の構造変化と雇用制度 9.技術変化と働き方の変化 9−1.いわゆるIT化と雇用・所得の変化 9−2.専門的職種の労働市場 10.賃金と労働時間の経済分析 10−1.年功賃金の変化 10−2.成果主義の今後 11.高齢者雇用の経済分析 12.若年失業の問題 13.労使関係の変化 14.雇用政策の役割 |
評価方法 | 定期試験とレポートに基づき評価します。 |
テキスト | 清家篤『労働経済』、東洋経済新報社、2002年 |
その他 |