南山大学

 
指定
期間
夏期前半
夏期後半
単位
年次
2〜4
担当者
福田 敏浩
他の科目との関連
他学科履修
副題 現代の経済体制思想—理想の「第三の道」を求めて—
講義内容  20世紀は経済体制論の競演の時代であった。その中で注目すべきは「第三の道」の議論が登場したことである。「第三の道」とは現存の資本主義と現存の社会主義を超えた理想の経済体制を提案する議論である。本講義ではヨーロッパ及びアメリカにおける「第三の道」論を取り上げ、各説の特徴や現代的意義を明らかにし、それらを踏まえて21世紀にふさわしい新しい理想の経済体制を論じてみたい。
講義計画  講義のおおよその順序は次のとおりである。
○春学期(A)
 1.大転換の時代
 2.ドイツ新自由主義の第三の道
 3.ドイツ社会主義の第三の道
 4.イギリス社会民主主義の第三の道
○秋学期(B)
 1.ヨーロッパ収斂論の第三の道
 2.ヨーロッパ新マルクス主義の第三の道
 3.アメリカ分析的マルクス主義の第三の道
 4.新しい第三の道を求めて
評価方法 集中講義最終日に実施予定の筆記試験と出席状況によって単位を認定する。
テキスト テキストは使用しない。授業はノート講義の形式で行う。
参考書:野尻武敏『第三の道—経済社会の方位』晃洋書房、A.ギデンズ『第三の道』日本経済新聞社、福田敏浩『体制移行の経済学』晃洋書房
その他