南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
2〜4
担当者
高橋 広次
他の科目との関連
他学科履修
副題
講義内容  法哲学を学ぶ者のために、ヨーロッパの基本的思想の古代から現代へ至る流れを、各時代を代表する哲学者や法学者の法思想に即して説明したあと、その基礎的知識を前提に、法哲学で論じられている主要問題、即ち法と道徳、正義論、悪法問題と抵抗権、公法及び私法の基本的制度原理を取扱う。
講義計画 講義は以下の順序に従う。
(1)春学期:
 (1)法思想史概説
 (2)法と道徳
 (3)法価値としての正義
 (4)法の妥当根拠
(2)秋学期:
 (1)法の理念──正義、合目的性、法的安定性について
 (2)悪法問題──国民の服従義務の限界について
 (3)国民と社会体に関する基本原理──共同善原理・補完性原理・権威原理について
 (4)主要な私法原理──家族制度や所有権制度等について
評価方法  成績の評価に際しては、春学期・秋学期の定期試験の結果をそれぞれ均等にカウントする。なお毎回の講義の出席を重視する。
テキスト  三島淑臣編『法哲学入門』(成文堂)
その他