南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
2〜4
担当者
野口 博史
他の科目との関連
他学科履修
副題
講義内容 第二次大戦後の国際政治は、米ソを中心に展開された冷戦期とそれ以降のポスト冷戦期に大別される。ポスト冷戦期の国際社会は、各地で非国家主体による紛争が頻発し、経済のグローバル化といわれる傾向と連動し、流動化しつつある。本講義においては、第二次大戦後の国際政治史を概観した後に、国際政治学の主要理論とその特徴・限界を検討し、ポスト冷戦期における国際政治の主要課題や日本外交の諸問題を考察する。
講義計画 (春学期)
第1週 講義の概要と構成
第2週 国際政治史概観−1 (テキスト1−1・参考文献1)
第3週 国際政治史概観−2 (テキスト1−1・参考文献1・2)
第4週 分析対象のレベルとメニュー (テキスト1−2・1−3)
第5週 リアリズム・リベラリズム・急進主義 (テキスト2−1)
第6週 世界政治の分析 (テキスト2−2〜2−5)
第7週 国際関係の主体−1 (テキスト3−1〜3−2)
第8週 国際関係の主体−2 (テキスト3−3〜3−4)
第9週 世界システム−1 (テキスト4−1〜4−2)
第10週 世界システム−2 (テキスト4−3〜4−5)
第11週 国家間の関係−1 (テキスト5−1〜5−3)
第12週 国家間の関係−2 (テキスト5−4〜5−6)

(秋学期)
第1週 春学期のまとめ
第2週 対外政策決定における国内要因−1 (テキスト6−1〜6−2)
第3週 対外政策決定における国内要因−2 (テキスト6−3〜6−5)
第4週 個人と世界政治−1 (テキスト7−1〜7−3)
第5週 個人と世界政治−2 (テキスト7−4〜7−5)
第6週 日本の国際関係史−1 (参考文献1)
第7週 日本の国際関係史−2 (参考文献1・2)
第8週 日本外交の諸問題−1 (参考文献3)
第9週 日本外交の諸問題−2 (参考文献3)
第10週 国際紛争の原因 (参考文献4)
第11週 民主化と国際紛争 (参考文献4)
第12週 まとめと展望
評価方法 レポートと定期試験による。
テキスト ラセット・スター・キンセラ『世界政治の分析手法』(論創社、2002年)。

【そ の 他】参考文献は以下の通り。
1.石井修『国際政治史としての20世紀』(有信堂、2000年)。
2.添谷芳秀・赤木莞爾『冷戦後の国際政治』(慶応義塾大学出版会、1998年)。
3.猪口孝『現代日本外交』(筑摩書房、1993年)
4.ハンチントン『文明の衝突』(集英社、1998年)。
その他