81264 国際機構論
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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宮川 佳三 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 世界平和のための国際機構・機関 |
講義内容 | 今日の国際社会には実に多数の国際機構・機関が存在し、そして、その数が急速に増加しつつある。それらの機構・組織・機関の成立の仕方や性格が以前のそれらと比べて異なっている。国際機構の構想は、世界の平和の確保のためのものとしてのものであった。平和のための思想の成長・発展の中で生まれた国際機構・組織・機関は時の流れの中で、更に多くの性格・目的を持った機構・組織・機関を付け加えている。国際社会の変化に伴ない、公的な国際機構・組織・機関以上に民間組織(NGO)の活動の場が増え、かつ求められる時代になりつつある。 本講座はいくつかの代表的な国際機構・組織・機関の発展の歴史的背景と現状を概観し、21世紀の国際関係のあり方と国際機構・組織・機関の役割を考える機会を提供したい。 |
講義計画 | 国際機構・組織・機関という言葉は多義的に用いられていて、広義には、国際的に活動する団体という意味で、例えば、国連のような政府間組織の他に、民間の国際的非営利団体であるNGO、民間の国際的営利団体である多国籍企業、国連開発計画(UNDP)や国際児童基金(UNISEF)といった国連の補助機関、IMF、世界銀行、GATT、WTOといった経済関係の機関、ASEAN、NATO、WTO、OAS、EUといった地域的機関がある。 国際組織は、その設立の基盤や活動の目的・方法を異にする機構を一緒に含めていて、実に多様である。こうした多様な機構・組織・機関の一部を、その発展の歴史的背景、目的、成果を概説し、そうした機構・組織・機関の必要性・あるべき姿を見直したい。 毎日の新聞報道・テレビ報道に注意を向け、国際組織に関係する関心を持つことが求められる。小テストをする。 |
評価方法 | レポートorブック・リヴュー一点、定期試験、小テスト、出席に基づき評価する。 |
テキスト | エマニエル・カント『永遠平和のために』(岩波文庫) 横田喜三郎『国際組織の発展』 明石康著『国際連合』(岩波新書) 【参考図書】大芝 亮著『国際組織の政治経済学』(有斐閣) 松本三郎他著『テキストブック国際政治』(有斐閣) 横田洋三著『国連法』(東大出版会) 横田洋三編著『国際機構入門』(国際書院) 渡部経彦著『国際経済の政治学』(岩波新書) 中山和久著『ILO条約と日本』(岩波新書) 横田洋三編著『国際機構論』(国際書院) 渡部茂己著『国際機構の機能と組織』(国際書院) |
その他 |