81404 法学演習I
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選 |
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通年 |
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4 |
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3・4 |
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副田 隆重 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 民法の重要論点・裁判例の研究 —不動産取引・相続を中心に— |
講義内容 | 民法の中の解釈論的な重要論点および裁判例について、不動産取引および相続法の場面を中心に研究する。各人に報告を義務付けて、30分程度の報告に基づき全員で質疑応答をし、知識を確認し理解を深めていく。 何回かに1回は、課題問題を事前にあるいは当日に課して、各人に要点メモを作成させた上でグループ討議をし、結果解答を発表してもらう機会を設ける。 |
講義計画 | 1.不動産取引の分野 q不動産取引の実際(いわゆる民法理論との異同に注意) w売買契約の成立 ・買付証明書と売渡承諾書、・申込証拠金、・手付 e公薄と実測 r危険負担と瑕疵担保(契約条項を中心に—住宅品確法) t「心理的瑕疵」について—幽霊と組長 2.相続の分野 q共同相続人の一人による遺産目的物の利用 w遺留分をめぐる諸問題(背景—最近の諸判例・高木・法学教室218 - 35) 特別受益となる贈与と遺留分滅殺の対象 ・最判平成 10.3.24 民集 50-2-433 遺産分割協議の申し入れに遺留分滅殺の意思表示が含まれるか ・最判平成 10.6.11 民集 52-4-1034 相続人に対する遺贈が遺留分減殺請求の対象とされる場合の1034条にいう目的の範囲 ・最判平成 10.2.26 民集 52-1-274 遺留分減殺の対象たる贈与の目的物の時効取得 e遺産中の金銭につき、分割前に相続分割合に相当する額の引渡請求の可否 ・最判平成 4.4.10 判時 1421-77 r遺言の実態と問題点 3.課題問題 |
評価方法 | 出席、授業中の発言や態度、報告、課題問題への対応などを総合評価 |
テキスト | 追って指示する |
その他 |