81464 倒産法
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選 |
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通年 |
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4 |
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3・4 |
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町村 泰貴 |
他の科目との関連 | 民事訴訟法 |
他学科履修 | 可 |
副題 | 法律問題のるつぼ |
講義内容 | バブル経済崩壊後、倒産現象が頻発し、つぶれない存在と目されていた金融機関までが倒産する時代が到来した。中小企業の倒産は格段に増加し、個人の破産者も多数にのぼる。このように倒産法は現代社会では重要性が飛躍的に高まっているうえ、民事再生法の制定(和議法の廃止)、国際倒産関連規定の整備、会社更正法の改正、金融再生法・預金保険法の改正など、重要な法発展が相次いで行われ、さらに今後も破産法の改正や特別清算の立法的措置などが予定され検討されている最中である。 このような激動期の倒産法制について、この授業ではなるべく実体私法との連続性を重視して、いわば平時における民法が有事における倒産法でどのように変容するのかという角度から紹介していく。 |
講義計画 | 1 序1:倒産法がない世界 2 序2:倒産法の全体像 3 倒産法の基本構造 4 倒産宣言と実体法1 5 倒産宣言と実体法2 6 破産管財人その他の破産処理機関 7 債権確定と配当 8 強制和議 9 個人倒産 10 企業再建型手続の全体像 11 会社更正法1 12 民事再生法 13 金融再生・預金保険法 14 国際倒産 |
評価方法 | 定期テストの成績による。授業に参加して小テストやレポートを提出した者は、それらの成績も定期テストの一定限度で加算する。なお出席は評価に加味しない。 |
テキスト | 山本和彦『倒産処理法入門』(有斐閣) 六法は必携である。その他は適宜、プリントその他の方法により配布する。 【そ の 他】 他の法律科目、特に民事訴訟法、民事執行法、民法・商法を履修していることが望ましいが、完全に理解している必要なはい。講義中でも必要な関連法分野の基礎的知識は説明する。 |
その他 |