南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1・2
担当者
岡崎 才蔵
講義題目
開講キャンパス
講義内容  モーセ五書を構成資料の観点から区分される、「物語」と「法典」を中心に研究する。それは宇宙の起源からモーセの死にいたるまでの歴史を原初時代(創世記1〜11章)、族長時代(創世記12〜50章)、モーセ時代(出エジプト記、レビ記、民数記、申命記)の三時代に分けて、いかに神が一つの民を選び、導いたかの物語と律法に焦点をあて、その性質や特徴を考察する。
講義計画 前半は「物語」の分析を中心に行う。
 1)創1−11章:ヤハヴィスト文書と祭司文書を分析しながら、それぞれの文書の特色を解説する。
 2)創12−36章:アブラハム物語、イサク物語、ヤコブ物語に分け、伝承史の観点からの分析を解説する。
 3)創37−50章:ヨセフ物語を編集史の観点からの分析を解説する。
後半は「法」を中心に分析を行う。
 4)出エジプト記:「十戒」・「契約の書」の構成とその特長
 5)レビ記・民数記:「祭儀法典」・「神聖法典」
 6)申命記:申命記法典の構成とその特徴
評価方法 期末にレポートの提出を求め、それを評価に成績をつける。
テキスト 旧約聖書
その他