南山大学

 
指定
期間
夏期前半
単位
年次
1・2
担当者
大野木 裕明
講義題目
開講キャンパス
講義内容  教育的・援助的介入を計画・実践する場合、その効果を評価することは、教育内容や教育方法の修正にとって不可欠である。そのためには、教育的・援助的介入に関わる調査・研究手法や分析・評価手法について会得することが望まれる。本科目では、教育研究論文を読解できるだけの知識および実験・研究を実施し評価できる研究能力を育成するために、教育研究論文を精読することを通して、実験的手法、調査的手法などの心理学的研究法、およびデータの統計的処理について理解を深める。さらに、教育現場で利用されている各種の心理テストを参照し、教育的・援助的介入の効果を調べるために有効な測定法やデータ処理法について演習課題を用いながら体験的に学習を進める。
講義計画 第1回:論文体テストをめぐって、第2回:論文体テストの実際、第3回:論文体テストのねらいと限界、第4回:客観的テストをめぐって、第5回:客観的テストの実際、第6回:客観的テストのねらいと限界、第7回:状況設定問題のねらいと限界、第8回:観察法の特徴と実際、第9回:質問紙調査法の特徴と実際、第10回:面接法の特徴と実際、第11回:心理テストの特徴と字際、第12回:学習指導と教育評価の関係、第13回:研究主任の仕事のポイント、第14回:進路指導主任の仕事のポイント、第15回:まとめ
評価方法 集中講義となるため、欠席しないこと。授業への積極的参加によって成績評価をおこなう。
テキスト 大野木裕明『テストの心理学』京都:ナカニシヤ出版
その他 学校教育について具体的な研究計画や実践計画があれば準備すること。時間がとれれば、授業の中でケース研究として検討することができる。(もちろん、無理に準備しなくてもよい)
なお、2004年度の授業日程は、7/24(土)・7/25(日)・7/31(土)・8/1(日)を予定している。