南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1・2
担当者
阿部 泰明
講義題目 意味論への入門
開講キャンパス
講義内容  言語学者にとって必要な論理学の基礎を中心に捉えた意味論の概論的講義を目指す。意味論の基礎となる集合論、関係・関数論、推論、命題論理学、述語論理学、演繹、様相論理学、範疇文法、内包論理学、数量子などの問題を概観しながら、基礎を固め、その上で、自然言語の意味解釈の問題点を探る。指示の問題、確定記述、関係節、変項解釈、数量子の作用域の問題、束縛代名詞、先行詞内包型消去などの諸問題が意味論・統語論とどのような関わりを持つかに焦点を当てながら、言語学における意味論の意義について考察する。
講義計画 意味論への導入コースであり、特に背景的知識を必要としない。本年度は下記のテーマを順に追って、探究する。
・意味への取り組みの基本的アプローチ
・語彙的な意味論の紹介
・命題論理、述語論理の基礎
・数量子の概念と論理表示の問題
・一般的数量子の概念
学生の発表も取り入れる。
評価方法 宿題と学期末のテスト
テキスト プリント教材を配付
その他 とくになし