講義題目 |
アジアの安全保障 |
開講キャンパス |
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講義内容 |
第二次世界大戦以後のアジアの国際状況を検討すると紛争が多いという特徴が見られる。本講義は、東アジアから中近東までの紛争の歴史、問題解決の動力、そして現在の状況を中心的テーマとして、特に、アジアの数多い領土問題、いわゆる「中国の脅威」、朝鮮半島の状況、インド・パキスタン関係、アフガン問題、中央アジアの状況、中近東紛争、イスラーム原理主義とテロ問題等を検討する。アジアにおける紛争解決の特徴は、多国的協力による地域の安全保障体制が存在していないことにある。その理由及び冷戦後に発生し始めたアジアの新しい安全保障政策の特質を考察する。 |
講義計画 |
前半では、米中関係、中国の外交や安全保障戦略、米国の対アジア戦略に関する英語文献(Asian Survey, International Security, China Quarterly)など)と中国語文献(世界知識,戦略与管理,中国外交,美国研究など)を分担して読み,分析を加えていく(第1回授業で、受講生の研究問題関心と共通言語をチェックした上で、課題文献リストを作る)。後半では、アジア・日本の安全保障に関して受講生が任意に設定した問題について報告・討論してもらう。文献の読破、問題設定、それをめぐる自由闊達な討論を通じてアジア・日本の国際関係の理解と知的どん欲さを身につけてもらいたい。問題を見つけ出し考える力、論理的に伝える力を養うことを目的にしたい。 |
評価方法 |
授業参加(討論)30%+教場報告30%+レポート40% |
テキスト |
特に指定しない。必要に応じて、教場で文献のコピーを配布する。 |
その他 |
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