南山大学

 
指定
期間
集中
(8)
単位
年次
1〜2
担当者
前田 勝昭
講義題目 租税法概論
開講キャンパス
講義内容 租税は企業、個人、その他あらゆる方面に多大な影響を与えていることから、税制の適切な理解なくして実体経済は把握できないといっても過言ではない。この講義では、税制の問題点及び今後の税政策等の検討、諸外国の租税体系との比較などを行ないながら、より深い我国租税法の考え方を体系的に理解し、経済活動の本源を理解する基を養っていく。特に、
・租税の分類への理解(現行の直間比率と問題点の検討)
・税法の法源(憲法、法律、命令、告示、条約、判例の法規性)の理解
・税法の基本構造(比例税率、逆進税率)と問題点の検討
・課税最低限と基礎控除の意義の理解
・租税法律主義の意義と租税平等主義の理解
等をすることにより日本の税体系と問題点を理解し、税に対する意識を深める事を目的とする。
講義計画 1.租税概論(租税の基本、我国租税制度、等)
2.税法体系(税法の種類、直接税と間接税)
3.税法の基本構造(実行税率と表面税率)
4.税法の基本原則
5.税法の解釈と適用(租税回避行為、仮装行為、信義誠実の原則)
6.租税実体法(課税要件、所得税、法人税、相続税及び贈与税)
7.納税義務の成立、消滅
8.租税手続法、救済法及び処罰法
評価方法 出席状況、レポート等により評価する
テキスト 講義内で指示する
その他 集中講義日程については受講希望者と後日相談の上決定する