00516 人間の尊厳(人権論の現在)
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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小林 武 |
他の科目との関連 | 法学・政治学関係の科目をできるだけ広く学ぶことが望ましい。 |
履修対象学科 | 全 |
副題 | |
講義内容 | 法の世界では、「人間の尊厳」の理念は、人権=基本的人権を保障する仕組みとして現われる。この人権保障の考え方は、近代に登場し、時代が現代へと展開するにともなって多様かつ豊かなものとなっている。同時に、人間生活のあり方が高度化する中で、人権を歪め、侵害するような問題も広範に生起している。この講義においては、憲法における人権論の歴史的展開をふまえた上で、今日の人権保障にかかわる様々な問題を具体的に示し、それらの解決にあたる人権論のありようを考えることにする。 |
講義計画 | ほぼ次の順序で進める。 1 開講にあたって。人間の尊厳と人権の「いま」 2 人権の成立と展開 3 人権の主体 4 人権の実現 5 人の平等 6 信教の自由 7 市民的自由 8 人間らしく生きることの保障 9 環境権 10 裁判を受ける権利 11 政治の決定に参加する権利 12 人権──現在から明日へ。閉講のことば |
評価方法 | テスト(筆記試験)による。なお、出席をとることもあり、その場合には出欠状況を成績に加味する。 |
テキスト | 小林 武著『人権保障の憲法論』(晃洋書房) 【そ の 他】 わかりやすく、興味のもてる講義になるように心がける。そのため、できるだけ具体的な問題・話題をとりあげ、それを受講生諸君とともに考えていく。日頃の人権にかんするニュースなどに関心をもって受講することを期待したい。 |
その他 |