00536 人間の尊厳(少年保護と法的規制)
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選必 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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丸山 雅夫 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | |
講義内容 | 19世紀末から今世紀初めにかけて世界各国で相次いで成立した少年法は、成人とは異なる固有の特性に着目して少年を保護しようとする福祉重視の画期的な法として出発した。しかし、1960年代から、こうした少年法のあり方に対して多くの批判が向けられるようになってきた。本講義では、福祉重視の少年法の考え方とその具体的な内容を明らかにするとともに、それに対する批判的見解を検討することを通じて、少年における「人間の尊厳」とは何か、またそれを保障するためにはどのような法制度が適切かといった点について考察する。 |
講義計画 | (1) 「小さな大人」としての子どもの法的地位 (2) 欧米におけるチャイルド・セイヴァー運動 (3) 我が国における子どもの救済運動 (4) 欧米における少年法制の確立 (5) 我が国の大正少年法 (6) 現行少年法の枠組 (7) 非行少年の発見 (8) 少年審判手続 (9) 非行少年の処遇 (10) 国際条約における子どもの保護 ⑪ 欧米における少年法改正論議 ⑫ 我が国における少年法改正論議 |
評価方法 | 学期末の筆記(論述)試験による。 |
テキスト | 特に指定しない。毎回、レジュメを配布する。 |
その他 |