04021 日本語I(運用)
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必 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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1 |
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佐々木 陽子 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 総合政策 |
副題 | |
講義内容 | 外国語学習をするとき、言語=文法規制(発音、文法、語義)だと思いがちです。しかし、言語を使う目的は何かを改めて考えてみると、それが「コミュニケーションの道具」であることに気がつくでしょう。コミュニケーションは言語だけで行われるものではなく、例えばジェスチャー、姿勢、対話者間の距離、服装などの外面的な情報もその一部です。総合的なコミュニケーションのひとつの手段形態が言語なのです。この授業では、こうした考え方に立って、言語運用の基礎となる異文化間コミュニケーションの基礎を、シミュレーションやゲーミングを使いながら楽しみ体験しつつ、学習します。広告やテレビCMなど生の素材も使用します。 |
講義計画 | 次の内容を含めますが、こうした用語に拘るものではありません。 ・文化の意味:文化、世界観、価値観、文化相対主義、共文化など。 ・文化の差異:時間・空間認識、倫理、生死観、個人、集団主義、偏見、ステレオタイプ、法意識などによって生じる文化の差。 ・コミュニケーションの意味:コミュニケーションを形成する認知機能、意味づけ、コード、コンテキストの役割、アイデンティティなど。 ・言語コミュニケーション:知覚・思考・文化に内在する言語の役割。レトリック、メタファー、ユーモア、婉曲表現など。 ・非言語コミュニケーション:非言語コミュニケーションの機能。パラランゲージ、キネシクス、プロクセミクス、ハプティクスなど。 ・異文化と人間関係・社会関係:多様化するコミュニケーションの動向、環境と可能性。学習状況に応じて進度・内容の修正がありますが、できるだけ概観したいと思います。 |
評価方法 | 出席(授業への参加、レポート提出)が50%、筆記試験が50%。 |
テキスト | 開講時に指定します。 【そ の 他】シミュレーションやゲーミングなどの体験的要素を取り入れながら学習します。基本的に日本語で行ないますが、補助的に媒介言語を用いる可能性があります。絵などの表現手段を用いることもあります。 |
その他 |