05542 スポーツ実技(ヘルススポーツ)
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選 |
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秋学期 |
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1 |
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2〜4 |
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池上 久子 |
他の科目との関連 | 基礎体育A、Bの単位を修得していること。 |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 卓球 |
講義内容 | 日本における高齢者の全人口の割合が20パーセントを超えるのも近い将来となってきた。高齢者が健康の維持増進をはかるために日常生活に適度な運動を取り入れて生活することが推賞されている。運動負荷が身体にもたらす効果や健康と運動との関連を学び、健康スポーツの実践の方法を修得しようとするものである。 |
講義計画 | 卓球は長さ274m、幅152.5cm、高さ76cmのコートで、球技の中では最も軽い約2.7gで直径40mmのボールを使用して行うスポーツである。卓球は天候に左右されることなく室内でしかも狭いところでも卓球台があればプレーすることができ、ボールが軽いので、腕力や体力がなくてもレベルに応じて楽しむことができる。初めてラケットを握る人でもボールを返球する技術を身につければ、短時間でラリーが続くようになり、簡易ルールでゲームを楽しむことができる。慣れてくるとボールに緩急の変化をつけることや、ボールの打球点を変えて打つタイミングに変化をつけることもできる。また、ボールの回転には、トップスピン、バックスピン、サイドスピン、ノースピンがあり、色々な打球をマスターすることはとても難しいけれど楽しい。用具の研究や開発によって、スピードやパワーとともにスピンの競技でもあるといわれているが、戦型に応じて色々な戦い方ができ、考えるスポーツでもある。このように卓球は多くの技術要素が含まれて奥の深いスポーツであるが、とても手軽にできるスポーツである。体力のあるないに関わらず、技術レベルに応じてプレーを楽しむことができ、生涯を通して健康の維持増進として実施できるスポーツの一つである。ルールの改正によってボールの大きさが直径38mmから40mmに変更になり、ボールの表面積比は約10%大きくなった。ボールが大きくなったことから、ボール速度が遅くなり、回転がかけにくくなり、視覚的にボールに対する反応が速くなり、ラリーが続くようになると考えられるが、一層楽しくなることを願っている。 この授業においては卓球の運動のしくみを理解しながら、卓球に必要な身体の動きを客観的に身につけることによって、効率のよい卓球技術の習得を目指す。 |
評価方法 | 受講態度等を合わせて総合的に評価する。 |
テキスト | 資料配付 |
その他 |