南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
藤原 道夫
他の科目との関連
履修対象学科
副題
講義内容  現代の日本の経済・社会の中での、「勤労者像」や「勤労意識」の変遷について講義する。戦後の混乱期の後に、勤勉で会社中心の意識が広く見られるようになり、1980年代の後半にはそのような勤労意識が拡散し弛緩した過程と要因について、企業経営の側面と勤労者の側面から分析する。
講義計画 1.現代社会における労働
2.人びとは「何のために働く」のか?
3.戦後の混乱期の労働観
4.労使関係の再編と高度経済成長
5.企業・企業別組合の凝集性の要因
6.減量経営(第一次オイルショック後)による動揺
7.「ゆとりの時代」の家族・会社・地域
8.個別管理の進展と労働観
9.「危機」の認識と労働観
10.個人のキャリアと労働観
11.勤労意識の弛緩と拡散
12.まとめ
評価方法 宿題20%、定期試験80%
テキスト 講義の中で、必要に応じ資料を配布したり参考文献等を指示したりする。

【そ の 他】参考書 次の書物は繰り返し言及するので用意しておくことを薦める。田尾雅夫『会社人間はどこへいく〜逆風下の日本的経営のなかで〜』(中公新書)中央公論社、1998年。
渡辺深『「転職」のすすめ』(講談社現代新書)講談社、1999年。
その他