南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
原田 直枝
他の科目との関連
履修対象学科
副題
講義内容  「文学」を文学=フィクションという狭義で捉えるのではなく、現実の社会や生活に即した内容の文章、あるいは実用を目的につくられた文章も文学たり得る可能性が十分であることを示す。その材料として中国古典詩文をとりあげ、今日わたしたちの世界における「文学」のあり方とはかなり異なる、中国の古典文化のなかで営まれた「文学」のあり方のはば広さ、奥深さを示していく。
講義計画  山水の中をめぐり歩き、気心の知れた友と語らい楽しんだ中国中世の文人たち。今日こん にちの私たちにも共感できるような、日常の何気ない出来事や、景色を、日記でもつけるかのように、詩や文章に書きつけた近世の文人たち。それぞれの代表的な作品を読み解きながら、「文学」とその生まれてくる土壌との不思議な関わりあいについて考えてみる。
評価方法 定期テストの結果を重視する。授業への欠席が1/3を超えた者は、S評価とする。
テキスト
その他  授業時、作品を中国語で音読することもあるが、受講者に中国語の知識や能力を要求するものではない。