96101 数理情報演習 (数理科学)
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必選 |
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秋学期 |
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2 |
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1 |
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高見 勲 鈴木 敦夫 宮元 忠敏 松田 眞一 |
講義題目 | |
開講キャンパス | 瀬戸キャンパス |
講義内容 | 数理科学(システム運用工学、情報分析科学)のそれぞれについて、オムニバス形式で、基礎科目群で学んだ知識を実際の問題への応用力を養成するために演習方式により授業を行う。具体的には、コンピュータソフトウェアを用いて、実際の問題を解決する基本的な手法を学ぶ。 [オムニバス形式] (高見 勲教授) システム工学の問題をモデル化し、コンピュータソフトウェアを用いて解析する基本的な手法を学習する。 (鈴木敦夫教授) オペレーションズリサーチの問題をモデル化し、コンピュータソフトウェアを用いて解決する手法を学習する。 (宮元忠敏助教授) 情報数学、特に集合論の問題演習を行なう。コンピュータを用いた証明も行う。 (松田眞一助教授) 統計学の手法を用いて、コンピュータでデータ解析を行なう手法について学ぶ。 |
講義計画 | システム工学: 第1回:動的システムのモデル化と解析:物理、生物、社会システムのダイナミックスを微分方程式で記述し、コンピュータによる数値シミュレーションを行い、特性を解析する。 第2回:伝達関数表現によるモデル化と解析:ダイナミカルシステムの伝達関数を導出し、コンピュータによる数値シミュレーションを行い、特性を解析する。 第3回:状態方程式表現によるモデル化と解析:ダイナミカルシステムの状態変数の定義と、これに基づく状態方程式を導出し、コンピュータによる数値シミュレーションを行い、特性を解析する。 オペレーションズ・リサーチ: 第1回:実際問題を線形計画問題として定式化し、数理計画法のソフトウェアパッケージを用いて解を求める方法の基礎を学ぶ。 第2回:実際問題をマルコフモデルとして定式化し、ソフトウェアパッケージを用いて、定常分布を求める方法の基礎を学ぶ。 第3回:実際問題を整数計画法として定式化し、数理計画法のソフトウェアパッケージを用いて解を求める方法の基礎を学ぶ。 情報数学: 第1回:構造と項の構築・集合論を基礎とする考え方で、計算機上に代表的は数学的構造とそれらに対応する項を生成する。 第2回:構造に対する項の解釈:構築された構造の操作や構造に対する項の解釈を計算機上で行う。 第3回:構造の持つ性質の解釈:このように計算機上で調べることが可能となった構造について、数え上げ実験、項によるパターン表現、可視化等の数学的活動を行う。 統計学: 第1回:実験計画法に関する基礎を学ぶ。要因の導出と因子の性質の解説が中心となる。 第2回:実験データの解析の根幹をなす要因変動の求め方とその意味について説明する。分散分析に関して実習も取り組む。 第3回:直交表による実験計画について要因割付の仕方やその解析法を学び、実習する。 |
評価方法 | レポートによる |
テキスト | 授業中にプリントを配布するか、もしくはWEB上に資料を用意する。 |
その他 |