94021 現代経済政策論
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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水谷 重秋 |
講義題目 | |
開講キャンパス | サテライトキャンパス |
講義内容 | 資本主義国家においては、経済問題は主として市場機構を通じて解決されることになっている。しかし実際のところ、この機構にはいくつもの重大な欠陥がある。市場機構ですべての経済問題がうまく解決されるわけではないのである。資本主義国家の政府には、この市場の欠陥を補完する役割、すなわち資源配分機能、経済安定化機能、富と所得の再分配機能という3つの役割がある。本講義では、これら3つの機能を、ミクロ経済学とマクロ経済学の知識を援用しつつ解説する。 |
講義計画 | ミクロ経済学とマクロ経済学を前提に、以下の項目について質疑応答を交えながら講義する(項目の順序は入れ替わる可能性あり)。 1 市場機構と最適資源配分 2 市場の失敗 2.1 公共財の最適配分 2.2 外部効果 3 富と所得の再分配 4 厚生基準論 5 社会的選択の理論 5.1 社会的厚生関数とアロー定理 5.2 自由主義のパラドックス 6 世界大恐慌と新古典派経済学 7 ケインズ経済学と総需要管理政策 8 供給重視の経済学とレーガノミックス 9 マネタリスト、合理的予想形成学派、公共選択論 10 プラザ合意から現代日本経済へ |
評価方法 | 講義参加状況と学期末テストの結果を合わせて評価する。 |
テキスト | その都度資料を配布する。 |
その他 | 本講義受講に当たっては、ミクロ経済学とマクロ経済学について初級段階の知識を持っていることを前提とする。 |