00020 宗教論[H・F] 宗教論[E・B・J]
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必 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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1 |
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VOLPE Angelina |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | |
副題 | |
講義内容 | 人類が継承してきた文化には、人々の宗教心が深く関わっている。そのために、現代世界の社会や文化を理解するには宗教に関する理解が不可欠である。また、キリスト教がもつ価値を正しく評価するためには宗教そのものの理解が必要である。本講義では、宗教理解への入門として特定の宗教を取り上げるとともに、宗教現象の分析を通じて、宗教がもつ文化的・社会的意味、宗教と人間観・世界観の関係について考察する。この講義を通じて宗教に対する理解を深めるための基礎的な枠組みを修得することを目指す。 |
講義計画 | 人類の歴史において宗教はいつも存在していたことは明らかである。宗教は人間の思考力と共に発生したと言える。なぜ大自然の中で人間だけが「神への直感」を持っているのであろうか。それは空想において完璧で究極的な存在へのあこがれであろうか。あるいは存在している神から直接いただいた「インスピレーション」であろうか。本講義は神と人類との最初のコミュニケーションの試み(自然的宗教)からキリスト教の啓示まで調べながら、キリスト教における「啓示」の独創性を紹介する。 1回 人類の共通の宗教心 2回 理性と信仰 3回 進化論と創造論 4回 なぜ宗教は発生したか 5回 宗教の共通点 6回 自然的宗教における天啓と、聖書における創世記の天地創造 7回 宗教の限界 8回 神からのコミュニケーションは可能であろうか 9回 歴史における聖人と預言者 10回 歴史上のイエス・キリストの紹介 11回 イエスのアイデンティティー 12回 イエスは神か |
評価方法 | 定期的な小レポート、学期末のレポートの成績などを参考にしてつける。 |
テキスト | G.リヴァ「小さなキリスト教人間学」(ドン・ボスコ社) A.ヴォルペ「短大における比較宗教論の論理と実践」『名古屋聖霊短期大学紀要』第17号 1997 |
その他 |