南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
星山 幸子
他の科目との関連
履修対象学科
副題 中近東の政治と社会
講義内容  本講義では、イスラーム諸国のなかで、とくに、中近東の政治と社会に焦点をあてる。2001年9月11日の同時多発テロ以後、中近東の政治と社会は、「イスラーム対西欧」という対立の構図のなかで語られることが多くなってきている。そこで、近代西欧とイスラーム社会の相克の始まりとして、パレスチナ問題とその歴史的背景について学習する。次に、中東イスラーム社会のなかで唯一の世俗主義国であるトルコを事例に取り上げ、トルコの近代化とイスラームの問題について考察する。そして、イラン・イスラーム革命とトルコの世俗主義を比較検討する。さらに、イスラームが現代社会に投げかけるさまざまな問題を取り上げる。
講義計画 1.イスラームとは
2.中近東における民族と宗教
3.パレスチナ問題
4.トルコの近代化と脱イスラーム政策
5.現代トルコにおける民族と宗教の諸問題
6.イラン・イスラーム革命
7.クルド民族問題
8.イスラームとジェンダー
9.同時多発テロ以降のイスラーム社会
10.イスラーム社会との対話
評価方法 授業への参加 20%、小レポート 20%、期末試験 60%
テキスト 授業のなかで適宜指示する。
その他