06551 文化と情報1
|
選必 |
|
春学期 |
|
2 |
|
1〜4 |
|
横山 輝雄 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 情報文化論 |
講義内容 | 近年の情報科学の発達とその応用には目を見張るものがある。これが産業構造を変え、新たなサービス産業の発達を促し、社会生活に、さらには人々の思考や行動様式に、少なからぬ影響を及ぼしている。本講義では、人間とその文化を情報という視点から捉え直していく。 |
講義計画 | 大衆消費文化の誕生とともに、人々の生活様式や文化のあり方に変容が生じた。それまで社会の中の一部の人々のものにすぎなかった文化が、大量に生産され消費される対象となったのである。鉄道旅行やマス・メディアの普及、複製芸術の発達などがもっている文化史的意識はきわめて大きい。博覧会が消費文化の広告装置として、それまでの大衆娯楽の見世物に代わって登場し、それが日常化したデパート(百貨店)は、特に日本において文化の担い手として大きな役割を果たしてきた。19世紀後半に開始され、ヨーロッパ・アメリカ・日本で開催された万国博覧会の歴史を概観し、それらの歴史的文化史的理解を目標とする。 まず、ロンドンやパリを中心として19世紀に開催された万国博覧会について簡単にその意義(例えば近代都市の成立との関係など)についてふれ、日本人がそれにどう参加していったかを述べる。そして日本国内における博覧会や、東京オリンピックと大阪万博の意義などについて説明し、イメージ形成と結びついた言語表現の性格や情報の役割についても説明する。またアメリカのニューヨーク万博が戦後の都市空間の形成にどのような形で影響したかなどについても述べる。 |
評価方法 | 主として定期試験(筆答)による。 |
テキスト | |
その他 |