南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
川m 勝
他の科目との関連
履修対象学科
副題 日本の政治と経済の見方・考え方
講義内容  冷戦崩壊後の国際政治、そして55年体制終焉後の国内政治は、いわば激動の時代に突入し、先の見通しがつかない状況が続いている。このことは同時に、政治と密接に絡む経済の動向の先行き不透明さの原因ともなっている。本講義では、まず、これまでの政治経済の基本理念を再確認し、この領域の近現代における状況を分析する。そして、そこに潜む問題点を把握し、これからの政治経済がどのような道をたどるべきかを考察する。
講義計画  テキスト『大人になるための経済学入門』を利用して、まず、経済の基本的な用語や経済の動きを理解し、ついで経済と政治、文化の関係を考える。(経済成長と景気、経済の基本問題、政府の経済活動、日本の金融制度、国際化の問題、政治と金、戦争と政治・戦争と経済、文化の時代性など)
 現在の不況はなぜ起こったのか、単なる経済現象だけなのか、政治はどう動いていたのか、ではその前の日本社会はどうであったか、というように、現在生起している政治・経済・社会・文化の諸問題を、その発生原因にまで遡りながら考えてみる。現在から過去に遡り、そこから現在を見直す、歴史アプローチによって問題の本質に迫っていく。毎日起きる問題については、随時、新聞記事や論説を用いて、その読み解きも行なう。こうしたことから、講義内容は、最初に大枠を示し、毎時間の終わりに次回の講義課題を示すことにする。
 また、適宜、レポート・課題の提出を求める。
評価方法 適宜与える課題(レポート)と学期末試験による。

【参考文献】南山大学経済学部編『大人になるための経済学入門』NHK出版、2002年
テキスト
その他