07151 西洋史A
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選 |
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春学期 |
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2 |
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1〜4 |
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岡地 稔 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | カロリンガー・フランク王国における統一と分裂 |
講義内容 | カール大帝の黄金時代も過ぎ、カロリング朝後半の時代は、統一理念と分割理念の対立が続くうちに、フランク王国の解体という事態へと進んでいく。この時期にはまた、王位継承に当たって正嫡であるかどうかの問題がカロリング家の者たちに政治的に利用され、それはやがてカロリング家自身を袋小路へ追い込むことになる。この講義では、ヨーロッパの統一と分裂という今日的な問題の出発点としての、カール大帝の統一帝国の解体のプロセス、その一方で生じる分国(フランス・ドイツ)次元での統一志向、等を中心に、カロリング朝・フランク王国後期の歴史を追っていきたい。 |
講義計画 | I 後期カロリンガーにおける統一理念と分割理念 qルードヴィヒ敬虔帝の「帝国整備令」 兄弟は他人の始まり? wヴェルダン条約の成立へ 末の子はかわいい? II 後期カロリンガーにおける正統性問題 eメルセン条約 離婚はしたし、されど… r西フランクにおける王位継承問題 離婚のはてに… t東フランクにおける王位継承問題 そして誰もいなくなった… III 結び yフランクからフランス・ドイツへ 国制上の問題から |
評価方法 | 試験 |
テキスト | 使用せず |
その他 |