南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
山田 秀
他の科目との関連
履修対象学科
副題 法学入門
講義内容  法学への入門として、先ず法の社会規範性の問題(法の定義、法と隣接社会諸規範)、法規範の特色と構造(法と強制力、社会統合作用における法の役割、法規範の構造)、法源の諸形態(法の分類、制定法、慣習法、判例法)、法の適用と解釈(法の適用と裁判、法解釈の意義、法解釈の方法)について講義が行われる。次に民法及び国際法の基礎的事項を学ぶ予定である。重点はこちらに置かれる。
講義計画 以下の事項を取り上げる。
I.法の社会規範性
 i)法の定義 ii)法と習俗 iii)法と道徳
II.法規範の特色と構造
 i)法と強制力(自然債務、国際法の問題) ii)社会統合作用における法の役割 iii)法規範の構造
III.法源の諸形態
 i)法の分類一般 ii)制定法 iii)慣習法(物的担保制度の問題) iv)判例法(先例拘束性の原則、判例変更) v)条理(事物の本性)
IV.法の適用と解釈
 i)法の適用と裁判 ii)法解釈の意義 iii)法解釈の方法(文理解釈、体系解釈、目的論的解釈、その外)

以上が前提として語られる。本学期の重点は、民法のうち家族法に対比される財産法に置かれる。
I.民法について
 i)公法と私法 ii)私法の一般法としての民法
II.日本民法典の構造について
 i)財産法と家族法 ii)パンデクテン方式とは何か
III.重要概念の説明
 i)物権と債権 ii)総則と各則 iii)権利の種類
IV.不法行為
 i)一般的不法行為 ii)特殊的不法行為
V.契約

国際法に関しては、レジュメを毎回作成して配付する予定。
I.国際法について
 i)国際社会と国際法 ii)国際法の目的
II.国際法の形成とその的私的展開
III.国際法の分類
IV.国家領域と公海
V.人権の国際的保障
その他
評価方法 筆記試験による。
テキスト 未定〔民法関係のもの〕

【そ の 他】受講者数が100名以下の場合は、原則として毎回小テスト(クイズ形式を含む)を実施したい。テキストとは別に、講義用教材を作成して配布する。
その他